読書&映画感想覚え書き

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ふたりの5つの分かれ路
ふたりの5つの分かれ路ふたりの5つの分かれ路
(2006/02/24)
ヴァレリア・ブルーニ・テデスキ

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味わい深い映画でした。
映画の冒頭は、子ども養育についての様々な取り決め、養育費や税金や裁判費用など
細々とした金銭の事、それらに合意して男と女は、離婚を成立させる。
離婚を決めた後、数年ぶりに肌を合わせる二人がとても切なかった。
一瞬でも奇跡を信じたのだろうか。
信じた振りをしたのだろうか。
「やり直せないか。」と問いかけた男も、黙って扉を閉めた女も
ただただ哀しかった。
次の場面は、時間を遡って、二人の子供がまだ幼い頃、
ジルのゲイの兄とその恋人を招いたある夜のエピソードだ。
ジルもマリオンも可愛い息子に愛情を注ぎながらも
二人の生活には、どこか翳が忍び寄っているようだ。
続いてマリオンの出産のエピソードだ。
早産になった事を告げられたジルは、妻の出産への立ち会いから逃げてしまう。
「父親になる」という自覚や責任と向き合う準備が出来ていなかったのだろうか。
マリオンの父母の姿からも考えさせられた。
次に映し出されるのは、結婚式の場面。
賑やかな幸せそうな結婚式の宴、だけれども
その夜、妻は、行きずりの男に身を任せて仕舞う。
そして最後のエピソードは、二人の出逢いだ。
ジルとマリオンが付き合うきっかけとなったリゾート地では、
ジルには別のパートナーがいた。
けれどもマリオンとジルは、互いに深く惹かれあって行き・・・
ラストシーンの夕焼けの海の美しさが際立っていた。
二人が夕日に向かって沖へ沖へと遠ざかっていく様子が
切なくて堪らない。
男と女の別れ道・・・
『どっちが勝ちだとか負けだとかなんてない。ただ終わっただけ。』
愛の終りは、哀しいね。
YOSHII LOVINSONの「TALI」のメロディーを思い浮かべた。

『永遠ってむなしいもんさ  愛してるのは君だけだ
”辛かった””楽しかった” 積もうね積もうね BABY I LOVE』
永遠なんてないと判っているからこそ、愛は限りなく尊く美しく輝くのだろうね。
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