読書&映画感想覚え書き

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フューネラル 流血の街
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(2007/06/01)
クリストファー・ウォーケンクリス・ペン

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クリストファー・ウォーケン、ヴィンセント・ギャロ、ベニチオ・デルトロが共演しているということで、
たまたま目に留まったTV放送を見たけれど、想像以上に惹き付けられる映画だった。
時代は30年代、ニューヨークの閑静な住宅街を棺を乗せた車が静かに走って来る。
棺に納められているのは、22歳の若さで凶弾に倒れたこの家の三男ジョニー(ヴィンセント・ギャロ)だ。初っ端から死体で登場だけれど、正に“死美人”だ。
葬儀を取り仕切るのは、長兄レイ(クリストファー・ウォーケン)。
マフィア役がもう本当に似合う。
遅れて駆けつけたのは、次男チェズ(クリス・ペン)。
弟殺しの犯人への復讐を決意したレイは、ジョニーと対立していた
ガスパー(ベニチオ・デルトロ)を疑い、報復を誓う。
敵役のベニチオ・デルトロも、本当に役に合っていて流石だ。
けれど一番印象深かったのは、クリス・ペンだ。
ひょうきんに歌い踊り、豊かに感情を露わにする姿。
自殺して仕舞った三兄弟の父親の血を色濃く受け継いだのか、
神経を病み、凶暴さを抑え切れない彼だけれど、
終盤、チェズが妻の胸に縋って涙するシーンにグッと来た。
彼の凶暴性を恐れながらも必死で受け止めようとする
妻の愛の姿が愛しかった。
長兄レイの妻がジョニーを失って悲しむ彼の恋人に
『タフを装っているだけの男達』と語る場面があるけれど、
マフィアの掟の為、男の誇りの為に、女子供との平和を打ち捨てて
絶望の道を歩もうとする男達の哀しさ、愚かしさそして虚しさが
そしてそんな男達を愛してしまった女達の哀しい、けれど
どこか聖母マリアにも通じるような愛を強く感じた。
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